電場とは?

2024/05/20

COLUMN

電場とは?

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電場とは?

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MARS Companyの主力製品である蔵番。今回は、その蔵番のコアとなる技術「電場」についてご紹介します。

電場とは何?

電場(Electric Field)とは、電荷に力を及ぼす空間の性質を指します。電場は電荷の周りに存在し、その電荷に働く力の存在する領域です。電界も同じ意味で使われます。

身の回りにある電場の応用

電場は日常生活においてさまざまな形で応用されています。スマートフォンなどの電子デバイスでは、電場が電子の移動を制御することで情報を処理したり、ディスプレイを点灯させたりするために利用されています。

他にも照明や医療機器、家電製品などの電気を利用するほぼすべての分野で、電場が重要な役割を果たしています。蔵番冷蔵庫もその一つで、電場技術を応用することで鮮度保持、熟成、高品質解凍を可能にしています。

蔵番の技術

①蔵番の鮮度保持

蔵番冷蔵庫は、温度を-1℃や-2℃などに設定して使用できます。通常の冷蔵庫では、庫内の食材が凍結してしまうため設定が不可能な温度でも、電場を用いることで、冷蔵庫内に収納している食材が凍結しにくい環境を作り出します。これにより、食材の温度を下げた分だけ、食材の代謝を抑制して鮮度を伸ばすことができます。

蔵番では、さらに電場の印加時に独自のコントロールシステムを使うことで、特定菌の増殖抑制も可能になります。

②蔵番の熟成

蔵番は、熟成の中でも真空包装を用いたウェットエイジングを可能にします。これは従来のドライエイジングによる熟成よりも、圧倒的にロス率が低くなる熟成方法です。電場技術によって、熟成肉の旨味増加や柔らかさの向上も可能にしています。

*注意点: 熟成期間は、食材やその食材の初菌を含む状態で変化します。

③蔵番の高品質解凍

電場によって氷点下での解凍が可能になることから、通常解凍時に出てしまうドリップを抑制することができます。そのため、解凍後の食味向上・歩留向上を実現することができ、「味」と「経済性」を両立した高品質解凍を実現することができます。

*注意点: 通常の冷蔵庫解凍などと比較して解凍時間は長くなりますが、解凍後の品質保持期間も通常の冷蔵庫より長くなります。

まとめ

今回は、蔵番のコアとなる技術「電場」についてご紹介しました。鮮度保持や熟成についてより詳しく知りたい方、電場技術を活用してみたいという方は是非お問い合わせください!

MARS Companyでは、一緒にフードロス削減に取り組むパートナー様とのコラボレーションを楽しみにしています。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

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